第189回情報処理学会 知能システム研究会 (SIG-ICS) 発表会

第189回知能システム研究会 プログラム

場所: 軽井沢,国際高等セミナーハウス

8月5日
 10:15 – 10:40 ニューロンナレッジモデルによる感情推論システムの実現と実装 増田和宏(株式会社UPIホールドマインズ )
 10:40 – 11:05 人狼ゲームにおける面白いゲーム展開の分析と判別手法の一考察 月田詩悠(電通大)
 11:05 – 11:30 人狼BBSにおける発話の自動分類 福井敬徳(愛工大)
 11:30 – 11:55 5人人狼ゲームにおける戦略の検討 汪博豪(筑波大)

招待講演1:
 13:30 – 15:00 対面型人狼ゲームのイベント設計 高橋一成(株式会社人狼)
   弊社(株式会社人狼)は,人狼ゲームを広げることを目的として2012年に設立しました.当初は弊社が主催となって人狼ゲームイベントを行っていましたが,2013年の幻冬舎から出版された「会話型心理ゲーム人狼」の執筆を期に,主催イベントをほぼ0にして,監修や企画を中心に行う方向にシフトしていきました.これら番組制作にあたり,最も重要視している点とは,「経験の浅い視聴者が『楽しめた』と言ってもらえる放送にすること」の一点のみと言っても過言ではありせん.わかっている人だけが楽しめるコンテンツとしてではなく,このプレイヤがなぜここで嘘をつくのか,そして,なぜここでそんな発言をするのか,を番組の演出を通して視聴者に伝えて行くことで人狼ゲームが初めてや深く知らない人でもその楽しみが理解できる,そんな番組作りを心がけています.それによって多くの視聴者に番組が受入られたと考えております.

 15:30 – 17:00 ゲーム運営におけるデータ分析と施策反映 井原 渉(澪標アナリティクス株式会社 )
   ゲームのログを分析して,ゲームの施策に反映させるまでのサイクルと,その中での留意点についてお話いたします.また,現在行っております,人工知能の技術を用いたゲームのログの分析から,どのようなことが新しく見えてくるのかについてもお話しします.弊社は様々なゲーム会社のデータ分析を外注という立場にあり,それらを分析してきた経験のなかで,データ分析をゲーム運営に活かす際に,実際にあった課題や衝突を基に,それらをどう解決しているのか,そしてどうやって分析結果をゲーム施策に反映してもらうのかをお話しすることで,我々が実施している分析のサイクルを紹介いたします.そして,分析結果からどうやって施策につなげているのかをお見せします.

開催案内**********
開催日時: 2017年8月5日(土)午前中から ※発表件数によっては4日の夕方から開催
会場: 長野県北佐久郡軽井沢町 国際高等セミナーハウス
テーマ: ゲームAI および 知能システム一般

招待講演:高橋一成 「参加型ゲームのイベント設計(仮)」(予定)

情報技術をはじめとして,知能システムは,社会において活用されることで社会の価値創造や問題解決の有効な手段となりえます.本研究会では,その一分野といえるゲームAIに着目し,それらを開発・運用していくことで現実社会と調和をはたし,新しい社会のイノベーションへとつながるものと考えております.そこで,ゲームAIに関わる研究を広く募集いたします.なお、本テーマに関わらず,知能システムにつながる萌芽的な研究も募集いたしますので、広く関連ある研究の発表・議論の場としてご活用ください。

なお,開催は午前中から行う予定(発表件数次第で14日からの開催の可能性あり)であるため前泊を希望されるかたは,会場のセミナーハウスでの宿泊が可能です(先着で10名程度)。希望されるかたは発表申し込みとは別途照会先までご連絡ください。また、駅からセミナハウスへの移動に関しては、可能な範囲でサポートいたしますので,希望される方は合わせてお問合せください.

○発表申込〆切: 2017年06月30日(木)
○原稿〆切: 2017年07月12日(水)
   原稿は、日本語または英語にて作成ください.
  また,原稿〆切は延期することはできませんのでご注意ください.
○発表申込:  申込書のページをご利用ください.
   https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/ICS/
○照会先:  電気通信大学 篠田孝祐
   E-mail: kosuke.shinoda (at) is.uec.ac.jp ※[AT]は@になおしてください.