「社会システムと情報技術研究ウィーク in ルスツ 2017」論文募集
-Workshop of Social System and Information Technology (WSSIT17)-
http://www.ni.is.uec.ac.jp/wssit17/
人工知能学会「知識ベースシステム研究会」
人工知能学会「社会におけるAI研究会」
人工知能学会「データ指向構成マイニングとシミュレーション研究会」
情報処理学会「知能システム研究会」
情報処理学会 関西支部 行動変容と社会システム研究会
電子情報通信学会「人工知能と知識処理研究会」
○開催にあたって
現在の情報化社会の根幹を担うインターネットの隆盛と,第3次人工知能
ブームは,今後の情報社会のあり方,情報社会と人との関係に対して,良
い面,悪い面の双方において大きな影響を及ぼすことが議論されておりま
す.今やスマホは生活に欠くことのできない情報端末となり,SNS,検索・
翻訳など,人は様々な場面で情報システムに依存するようになりつつあり
ます.
一方で,太古の昔から人間が社会システムを築き上げてきた時間に対して
30年というのはあまりにちっぽけな時間であり,人工知能を象徴とする情
報技術が人間生活・社会システムのなかでどのような存在であるべきか,
どのような影響を与えるのか,そして何が実現可能なのかについてまだま
だわかっていないのではないかと思われます.
WSSITシリーズは,これまで人工知能学会「知識ベースシステム研究会」
「社会におけるAI研究会」「データ指向構成マイニングとシミュレーショ
ン研究会」,情報処理学会「知能システム研究会(旧知能と複雑系研究
会)」,電子情報通信学会「人工知能と知識処理研究会」の5つの研究会
による連続開催体制となっておりました.今年はさらに新しいメンバーで
として,情報処理学会「行動変容と社会システム研究会」が加わります.
各研究会幹事からなるWSSIT17実行委員会が発表を取りまとめて全体のプ
ログラムを企画いたします.ぜひこの分野に興味を持っている多数の皆様
のご参加をお待ち申し上げます.
○テーマ
人工知能や社会・経済システムのモデル化・データマイニング・シミュレー
ション・ネットワーク分析,複雑系の解明と利用,環境・福祉・金融・デ
ジタルコンテンツなどに関する社会システムの諸問題と情報技術など,人
間生活や社会システムと情報技術に関連する基礎的研究から応用研究に関
する分野横断的なWSSIT発表を幅広く募集します.活発な議論を通して,
現存の社会の仕組みに情報技術を適応させる方法ではなく,最新の情報技
術をベースとした新しい社会のあり方について模索したいと思います.
○プログラム
【3月2日】
セッション1 (16:00-18:00)
KBS1:Accumulatorモデルを用いた,機械学習器の階層的な調停と強化学習への応用
芦原佑太,大澤正彦,島田大樹,栗原聡,今井倫太
KBS2:DCGANによるループ音源の学習と生成
細川皓平,川村秀憲
KBS3:畳込みニューラルネットワークを用いた画像分割による複数物体認識
髙岡賢人,土屋誠司,渡部広一
KBS4:ROS環境上における機械学習タスク実行モジュールの実装と評価
阿部秀尚,森田武史,山口高平
KBS5:畳み込みニューラルネットワークを用いた積雪状態の認識とロードヒーティングの制御
小山望海,川村秀憲
KBS6:キネクトを用いた表情予測手法の検討
高原,坪川宏
セッション2(20:00-22:20)
SAI1:暗黙知に基づく飲食店用不動産物件の賃料推定システム
荒川周造,諏訪博彦,小川祐樹,荒川豊,安本慶一,太田敏澄
SAI2:住居選択支援を目的としたAI技術適用の試み -ソーシャルメディアへのクラウドソーシング適用および物件画像への深層学習適用-
清田陽司
SAI3:群知能メカニズムによる時系列階層構造を有するパタンの抽出に関する検討
坪井一晃,須賀聖,栗原聡
SAI4:ソーシャルメディアにおける限界効用逓減の効果
三浦雄太郎,大阪健吾、鳥海不二夫、菅原俊治
SAI5:ソーシャルセンシングによる能動的な地域密着イベント情報抽出手法の検討
佐藤圭,池田圭佑,坂井栞,伊藤千輝,栗原聡
SAI6:人狼ゲームにおける「面白い」ゲーム展開を判別するシステムの開発
李光龍,篠田孝佑
SAI7:サトウキビ育種家の新種選抜における知見抽出と年代毎の比較
梁木俊冴,加藤慶彦,池田圭佑,服部太一郎,樽本祐助,篠田孝祐,栗原聡
【3月3日】
セッション3(13:00-15:00)
DOCMAS1:RoboCupRescue Simulationにおける開発・実験を支援する環境の提案
鷹見竣希,高柳和央,伊藤暢浩,岩田員典,村瀬洋介,内種岳詞
DOCMAS2:ユーザフィードバックへの適応メカニズムを組み込んだモバイルデスクトップ作業支援システムの実装
齋藤晴紀,栗原聡
DOCMAS3:クラスタリングに基づく東日本大震災前後の情報拡散度の比較
秦恭史,諏訪博彦,岸本康成,藤原靖宏,新井淳也,飯田恭弘,岩村相哲,鳥海不二夫,安本慶一
DOCMAS4:Deep Q-NetworkによるRCカー運転制御学習のための報酬設計
小川一太郎,川村秀憲、酒徳哲、柳原正、田中英明
DOCMAS5:三次元視覚化によるロボカップ災害救助シミュレーション競技の理解促進について
山本将広,伊藤暢浩,岩田員典,松河剛司
DOCMAS6:複数情報源からの情報発信を考慮した情報拡散モデルの検討
池田圭佑,榊剛史,鳥海不二夫,栗原聡
セッション4(15:20-16:40)
AI1:ロボット会話への利用を想定した観光地推薦システムの構築
久保田賢人,土屋誠司,渡部広一
AI2:意図を理解した検索システムの構築
八尾学人,土屋誠司,渡部広一
AI3:複合語を考慮した難解な語句を平易な表現へ変換する手法
財満利希,土屋誠司,渡部広一
AI4:料理概念ベースによる栄養バランスを考慮した献立推薦手法
岡田篤典,土屋誠司,渡部広一
セッション5(17:00-18:20)
ICS1:過去の変動に対する類似検索を用いた短時間USD/JPY為替レート予測
梅本晴弥,豊田哲也,大原剛三
ICS2:シソーラスノードへの自動割付けを用いたニュース記事の表形式要約手法
中西隆博,渡部広一
ICS3:否定表現「ない」を考慮した文間関連度計算方式
谷裕一朗,土屋誠司,渡部広一
ICS4:リスク管理が市場リスクをもたらすか:高頻度・大規模な人工市場シミュレーション
和泉潔,米納弘渡
【3月4日】
セッション6(9:00-10:20)
AI5:概念ベースとWikipediaを用いた英字略語の意味推定
後藤和人
AI6:会話ロボットのための人間の発話特性を考慮した音声合成
平井秀人
AI7:語概念連想による目的地判断を取り入れた自律移動ロボット
打井裕基一,土屋誠司,渡部広一
AI8:脳波特徴量概念ベースを用いた脳波感情判断手法の検討
森本麻代,土屋誠司、渡部広一
セッション7(10:40-12:40)
ICS5:値引きを考慮した小売店の発注戦略の分析
尾形直哉,早野真史、菅原俊治
ICS6:引用ネットワーク成長の予測と可視化
浅谷公威,大知正直,森純一郎,坂田一郎
ICS7:係り受け関係の類似性に着目した小説の著者推定
小泉知夏,菅原俊治
ICS8:x-means法による雑音処理を有した脳波感情判断システムの構築
杉本聖弥,森本麻代,土屋誠司,渡部広一
ICS9:関連度計算方式を用いたロボットの台詞に対応する動作の生成
小野彰利,土屋誠司,渡部広一
ICS10:特定の話題に関する対話エージェントの実現に向けた特徴語に基づく応答法の検討
今野陽子,山下晃弘,松林圭,松原良和,西谷雅史,鈴木恵二,川村秀憲,井上祐寛
【3月5日】
セッション8(9:00-11:20)
BCSS1:IoTを活用したインタラクティブ情報推薦システムの提案
王亜楠,栗原聡
BCSS2:網羅的ネットワークデータセットを用いた情報拡散の分析
臼井翔平,鳥海不二夫
BCSS3:交通信号制御へのDeep Q-Networkの適応
佐藤季久恵,高屋英知,小川亮,芦原佑太,栗原聡
BCSS4:群知能型交通制御システムの提案と評価
小川亮, 坪井一晃, 川野陽慈, 栗原聡
BCSS5:充電設備の利用状況を考慮した電気自動車の最適経路選択
内田英明,藤井秀樹,吉村忍
BCSS6:ワンウェイ方式カーシェアリングにおける利用者へのトリップ依頼による車両偏在削減手法の提案
千住琴音,水本旭洋,荒川豊,安本慶一
BCSS7:位置情報サービスにおける個人特化型ゲーミフィケーション~スタンプラリーイベントを通じた「慣れ」「飽き」の調査~
松田 裕貴, Akpa Akpro Elder Hippocrate, Konan N’djabli Cedric Ange, 中村 優吾, 前田 直樹, 千住 琴音, 荒川 豊
○開催場所
北海道 ルスツリゾートホテル
http://www.rusutsu.co.jp/hotel/
〒048-1711 北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地
TEL:0136-46-3331(代表)
○ご宿泊について
ご宿泊につきましては,実行委員会で申し込みをとりまとめての合宿形式で
行います.(申し込み締め切りは2017年2月中旬を予定しております).
○発表申込スケジュール
◆2017年1月16日(月曜):発表申込み締め切り
下記,WSSIT17ホームページより発表申込みをお願いいたします.
http://www.ni.is.uec.ac.jp/wssit17/index.php?ImportantDate
※WSSIT17では,会場の収容人数の問題から発表いただける数に限りがありま
す.発表可能枠以上のお申込みとなりました場合には,実行委員会にて発表い
ただきます論文を選定させていただきます.何卒ご容赦ください.
※また,WSSIT17実行委員会にて発表いただきます研究会セッション枠を決定
させていただきます.割り当て研究会のフォーマットに従って原稿を作成して
下さい.分量は6ページ~8ページとなります.
※お申込みされた概要が研究会の対象領域と大きく異なる場合や,提出された
論文が規定のフォーマットと異なる場合は,発表可能枠と関係なく発表をお断
りすることがありますのでご注意下さい.
○発表原稿
◆2017年2月3日(金曜):原稿提出締め切り
※提出方法は研究会毎に異なります.お申し込み時に折り返し提出方法につ
いてご連絡いたします.
○お問い合わせは下記までお願いいたします.
wssit17_info_at_ni.is.uec.ac.jp (_at_ →@)
○WSSIT17実行委員会
栗原 聡@電通大(IEICE SIG-AI)
鳥海不二夫@東大 (JSAI SIG-DOCMAS)
川村秀憲@北大 (JSAI SIG-DOCMAS)
飯塚博幸@北大(IPSJ SIG-ICS)
原田恵雨@苫小牧高専(JSAI SIG-KBS)
諏訪博彦@NAIST(JSAI SIG-SAI)
荒川 豊@NAIST(IPSJ kansai SIG-BCSS)